保育のまとめ 6月

状況

10人の1年生を迎えて、にぎやかになった学童。1年生は緊張しながらも学童のおもちゃに目を奪われ、新しい環境やルールに戸惑いながらも、気分を盛り上げて頑張ろうとしている様子がいじらしいです。

上級生たちもお兄さん、お姉さんになった誇らしさと、「もう、さっきも言ったじゃん」と1年生に手を焼きながらも見捨てずに教えてくれる頼もしさもあります。高学年が部活や習い事で不在なことが多く、その分2,3年生が頑張ってくれています。

最初は同じ保育園、同じ学校のこと遊ぶことの多かった子たちですが、最近は違う学校や違う保育園出身の子と遊ぶことが増えてきました。遊びを通して同じ嗜好や共感できる点をいっぱい見つけてくれたのだと思い、うれしくなります。

室内遊び

4月から続いていたアイロンビーズブームも落ち着き、最近は工作がブームになっています。女子はお絵かき、ミニブック、リリアン編みなどを経て、今はバッグやリュックを作るのに夢中な子が多いです。できたバッグを背負う姿はとても誇らしげです。

男子は割りばし鉄砲が楽しいようで、上級生は改造して連射したり、段ボールでモデルガンばりの作品に挑戦しています。女子にも広がりつつあります。

最近は宿題などで時間がなく、ボードゲームなどはやや下火ですが、トランプやオセロを楽しんでくれています。

外遊び

公園に行くと、中・高学年はバドミントンや一輪車、低学年はブランコや回転ジムなどの遊具で遊び始めます。しばらくすると誰かが「ねえ、鬼ごっこやらない?」と言い出し、始まれば次々に「入れてー」と人数が増え、帰る時間にはほぼ全員で鬼ごっこというパターンが多いです。

遊具鬼、ドロケイ、ポコペンなどがおおいです。

単純な鬼ごっこだとどうしても高学年有利になってしまいますが、低学年にも勝機のある変わり鬼ごっこやチーム戦など、みんなが楽しめる遊びを提供していくのが今後の課題です。

生活

新学期の生活リズムにも慣れてきて、1年生も下校したらまず宿題、という習慣がついてきました。

むしろ上級生のほうが帰ってもおしゃべりしたり寝転んだりすぐに切り替えられない子がいます。運動会やプールで疲れているのかなぁ、と思います。

取り組み

夏祭りにむけて、何の曲をやるか話し合いをしました。今年は例年になく「これがいい」という候補曲がたくさん出て、曲を絞るのが難航しました。好きな曲に投票しても、どれも僅差です。もっとも支持の多かった「パプリカ」はまず採用するとして、もう1曲はなににしよう?どれも1票しか入らなかった曲が多く、絞り切れません。「1票しか入らなかった曲の中から投票で1曲選んで、上位の曲と決選投票をする」という意見が出されました。その結果、1票しか支持のなかった「やってみよう!」が最後に選ばれるという大波乱。

単純に多数決で決めてしまえば早いかもしれませんが、少数意見も大事にしたい、意見を出してくれた子に感謝したい、という思いも込め、みんなで頭を悩ませた経験は決して無駄ではないと思います。

3月~の保育目標から

①自分の成長を振り返り、新年度に期待をもてる生活

1年生たちが、もう小学生なんだからと張り切り、いろんなことに挑戦したり尻込みしたりする姿はとてもいじらしいです。「1年生の宿題は簡単でいいなあ」と2年生が言います。それを聞いた3年生が「お前だって去年苦労しとっただろう」とたしなめます。進級してその立場に立って初めて見えることがいろいろあると思います。最上級生になった6年生も最初は不安そうでしたが、日に日にたくましくなってきました。高学年になった4,5ねんせいもしっかりしてきたと感じさせます。

高学年が部活や宿題などで不在な分、公園では3年生が頑張って「鬼は何人にする~?」「牢屋はここでいい?」などと、鬼ごっこのルールを整備してくれます。実はこの3年生たちも、ついこの間までルールを決めるとき、「ちゃんと聞いとる!?」「ねぇ、集まってよ!」と上級生たちから叱られていた子たちです。

別に大人から頼まれたわけではなく、自然とリーダーとしての役割を引き受けてくれる姿はとても頼もしいです。きっとお手本となる年上の子たちの姿を見て、自分もそうあるべき、と頑張ってくれているのでしょう。異年齢の集団である学童のよいところだと思います。

②言葉の外にある気持ち

友達にちょっかいをかけて怒らせたり、お迎えの保護者の方やスタッフに「ねえ、やってよ!」ときつい口調で頼み込んだりする子は結構います。無視されるより怒られても振り向いてほしいんだろうな、と感じます。いわゆる「ためし行動」ともいわれる『どこまでやっても怒られないかな』『こんな自分でも受け入れてもらえるかな』という相手の反応を確かめながらする行動でもあります。

また、たくさんの子のいる学童の中で、自分の主張を聞いてほしいと、ついついきつい言い方になる場合もあります。「意地悪しないの!」「わがまま言わないの!」だけでは、その子の気持ちに寄り添えません。

  • 「ホントはいっしょに遊びたいんだよね」と気持ちを代弁しつつ、「今は遊べないけど、後で頼んでみたら?」と解決策を提示してみる
  • 「あなたのしている行動はいけないことだけど、気持ちはわかるよ」「私にもそういう時あるよ」と共感する
  • 「あなたの要求は受け入れられないけど、あなたを受け入れたいと思っているよ」と、自分が大切にされている実感を得られるように心がけています。

また、逆に「いやだ」といえなくて、断れずになんとなく相手の主張に飲まれてしまう子にも、「〇〇ちゃんはこうしたいけど、あなたは何がしたい?」などと、気持ちを出しやすいようにしていきたいと思います。

7月の目標

いっしょにやってみよう

子どもたちの状況

  • 4月の進学・進級から2か月を経て、生活にもずいぶんと慣れ、小学校、性別や学年を超えての関わり合いが団活発になり、「学童で一緒に過ごす仲間」としてお互いに愛着を持ちつつあります。
  • 「興味」を基準として遊びながら選択する傾向があります。
    例)「〇〇君といっしょがいいから、××をする」ではなく「××が楽しそうだから、やる」

気になる点と、考えられる原因

  • 一部の子どもたちは「指導員と一緒に過ごしたい」を基準に、過ごし方を選択しています
    →不安や疲れ、甘えたい気持ちが強いときに表れやすいです
  • 興味はあるけど「入れて」と自分から言い出せず、見ているだけにとどまる場合もあります
    →初めての遊びへの不安やためらい
    →すでに遊びをしている相手との関係
  • 遊び仲間を(無意識的に)選択している場合が見受けられます
    →「ギャングエイジ」
    →取り残されたり、仲間外れにされたりといった不安
  • 主に一年生では、遊びの移り変わりが激しいです
    →発達的に、集中力が持続する時間が短めであり、遊びが流動的になりやすい
    →課題に当たった時に、それを解決するよりも別の遊びに移行することを選択する

目指したい子どもたちの姿

  • 「興味」のあることに、積極的に挑戦する
  • はじめてやる子を歓迎し、応援する雰囲気を作る

そのための支援

  • 子どものまなざしに気を配ります
    →その子が何に興味を持ち、何を求めているのか、言葉だけでなく態度に気を配り、探ります。
  • 指導員が率先して入りやすい雰囲気を作ります
    →不安を和らげたり、歓迎する声かけをします
    →ルールを丁寧に説明して、不安を取り除きます
  • 遊びの場面だけでなく、普段の生活から、子どもの気持ちに寄り添います。
    →子どもたちが置かれている状況を多角的に見ます
    →子どもたちから発せられる言葉や態度を受け止めます
  • 子どもたちが挑戦したとき、また挑戦する子を歓迎・応援したときに、声かけをします
    →「すごい」「やったね」など、自信につながるポジティブな言葉をかけます
    →「応援してくれてありがとう」「ルールを教えてくれて助かったよ」など、配慮に感謝する声かけをします

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