保育のまとめ 2018年振り返り

状況

例年になく多くの子どもたちが一緒に過ごしました。その分、全員で一緒に何かをすることが制限されがちでしたが、年度のはじめに近しい子どもたちの絆を深め、時を経るごとに関係を広げていく、というプロセスを踏んだ気がします。

段々とお互いのことを知り、その中で様々な課題を乗り越えてきました。

 

外遊び

上級生が部活や習い事で抜けることが多い中、新入生をはじめ、1,2年生で集団遊びに取り組むことが多かった印象です。中学年の子どもたちが中心になり、遊びのルール決めなどをしました。

年度の途中からはテニスが流行しましたが、道具の扱いの話し合いが難航することもありました。子どもたちの要求をすべてかなえることは難しく、窮屈な思いをさせることもありました。それでも、周囲の状況に合わせて動くことも、公園などの公共の場所で過ごすには必要なマナーです。

今後も、自分たちの要望と周囲の様子とのすり合わせをする力を身に着けることは課題のひとつです。

夏には自然と触れ合う遊びをしたいと思っていましたが、猛暑により希望がかなわず残念でした。

例年、夏に感覚を共有する遊びに打ち込むことで仲を深めるのですが、それがかなわなかった分、集団としてのまとまりが出るのが遅かったように思います。

 

室内遊び

外遊びとは違い、年齢や性別によって選び取る遊びが異なっていました。

1年生は、年度のはじめは、学童にあるおもちゃを使って遊ぶ姿がよく見られました。高学年男子は仲間内で流行しているカードゲームやボードゲームに熱中し続けていました。ルールを知らないといっしょに遊ぶことができないため、ある意味で排他的ではあったかもしれません。全体的にまとまりがなく、顔や名前を知っているもののいっしょに遊んだことがない、というケースもありました。

少し経つと、1年生から5年生までの一部の女の子たちが徒党を組んで遊ぶようになりました。このグループのようなものは年度の後半まで残っており、遊びの中で会社のようなものを設立し、絆を確かめ合うようなことをしていました。

夏休みは公園に行けず、室内で過ごす時間が長いものの人数もそれなりにいたため、大人数での遊びではなく、2~5人ほどの小グループに分かれて遊んでいました。本を読んで過ごす子も多かったです。

夏休みを超え、2学期の終わりに差し掛かると、新しい指導員の影響からか工作が流行りだしました。日照時間がどんどん短くなる頃でしたが、工作を充実させるにはうってつけでした。

外遊びで集団で過ごす分、室内では少人数で遊んでいた印象です。メリハリのある生活とも言えます。

 

2018年の保育目標より

かかわりあい、認め合い、育ちあっていこう
ーわたしもあなたもすてきだねー

2018年度は、新入生の数が多く、また1年生から6年生まで全学年が所属し、男女の比率もほぼ一対一、きょうだいがいる子も一人っ子もおり、例年になく、様々な立場の子がそろっていました。そして何より、子どもたち一人一人がユニークな個性を持っています。

多感で、柔軟、吸収力のある小学生時代に、いろいろな気持ちやものの見方、価値観に出会える環境がある、というのはとても魅力的で、ぜひこの環境を子どもたちの成長に活かしたいと思い、目標を立てました。

  • 友達に興味をもち、一緒に過ごし、互いを知る(かかわり合う)
  • 自分の気持ちを伝え相手の気持ちを受け止めながら、自分のことも相手のことも大切に思う(認め合う)
  • 学童で友達に囲まれ互いに影響されながら、のびのびと過ごし、自分の可能性を広げ、高めていく(育ち合う)

この3点を大切に、安心して過ごすことのできる居場所となれるよう過ごしました。

一年間を通じて感じたことが3点あります。

1点目は多かれ少なかれ、どの子も「他人とかかわりたい」という気持ちを持っているということです。その気持ちに気付いた時には、受け止め、共感することに努め、必要に応じて手助けをすることもできたように思います。

しかし、子どもたちの気持ちに気付くのが遅くなったり、また見過ごしてしまったこともありました。また、誤った対応をしてしまったこともあります。一見ふざけている、暴れているように見える行動も、その子なりのSOSであった、ということもありました。

2点目の気づきは、子どもたちによって、気持ちの表出の仕方が全く異なるということです。こちらについては、様々な要因によって違いがあり、その子の個性であったり、状況であったり、思いもよらない筋道で表出することもあります。子どもたちの様子を観察するだけでなく、背景やその日に起こったことなどを大局的にとらえていくことが必要だと感じました。

3点目は子どもたちの柔軟さ、しなやかな強さです。ほかの人とかかわることで嫌な思いをすることも、自分の思いが伝わらずもどかしい思いをすることもあります。それでも、子どもたちはかかわりを絶ったり、見放すことはありませんでした。真っ向からぶつかり合うこともすれ違うこともありましたが、へこたれずに立ち向かっていました。どれもに意味があり、成長につながったと思っています。

それぞれに違う個性を持った人間同士ではありますが、根っこにある気持ちは同じである、という確信を得た一年でした。

これからも、元気なときも、そうでないときも、どんなときでも子どもたちの居場所でいられるげんきっこでありたいです。

 

2019年度保育目標

「ありのままの自分を認め、関わり合い、成長しあえる仲間」

新年度が始まって一ヶ月、新しい生活の中で子どもたちの素敵な姿や気になる姿など、いろいろな表情を見てきました。

  • 1年生が積極的に友達と関わり、新しい遊びに入ってこようとする。
    根気のいるアイロンビーズや戦略的なポコペンにも果敢にチャレンジ
  • 反面「知らないからできんもん」と参加を拒否?したり、「知ってる」と説明も聞かないで参加する。
  • 「先輩」として張り切って1年生を誘い、教えてあげようとする上級生。
  • 張り切りすぎて疲れたのか、同じ年ごろの子とつるもうとする上級生。
  • リーダーシップを発揮してくれる高学年の部活や習い事などでの不在。
  • 大人に甘える反面、大人の目の届かない子どもだけの遊びを求める。

など、いい面もあり、困った面もあるのが年度のはじめです。

そんな中で特に気になったのが、1年生たちが背伸びして知ったかぶりをしたり、失敗を恐れたりする姿です。もちろん、小学生になったのだから、すごく張り切っているのはわかります。無様な姿を見せまいと虚勢を張っているのもよくわかります。でも、それで新しいことに挑戦する機会を逃したり、本音を言えなかったりしてはもったいないと思うのです。

実は上級生たちだって、1年生の頃はそんな風でした。「そんなのもできんのぉ」と他人をとがめることで優位に立とうとする姿もありました。多くの時間を一緒に過ごす中で、泣いて怒る姿やうまくいかずに落ち込む姿を出せるようになって、安心して自分を出せるようになってきたのです。

さらに、学童のいいところは、高学年になり「大きいお兄ちゃん、お姉ちゃん」というだけで、下級生からあこがれの目で見られ、かかわっているとすごく喜んでもらえることです。自分の価値を肯定的に見ることができるのです。そこに至るまでは、張り切っても上級生のようにうまくできなかったり、1年生のように甘えられなかったりう2~4年生たちの葛藤もあるのです。

失敗しても大丈夫、ケンカをしても仲直りできる、怒られたってやり直せる、走るのが遅くても知恵を使う、など、格好悪い自分の姿を出せるようになって、初めて得られるものがあるはずです。ダメな自分でも大丈夫、努力したり、人にやさしくしたりすることをいっぱいほめてあげたいです。

何でもできる友達なんていらない、ダメなところがあっても一緒にいて楽しい、心強い関係を目指していきたいと思います。

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